企業向け情報
不妊治療と就労を両立できる社会のために
(文責:順天堂大学遠藤源樹准教授)
日本の少子化は危機的状況にあります(出生数の激減、就労世代の人口の半減)。妊娠に関する日本人の知識レベルは先進国最低レベルであり、不妊治療等に関する教育機会が学校教育にないことから、日本人の多くが不妊治療に関する正確な医学知識を理解していません。不妊症の原因は男女ほぼ同じ割合ですが、特に女性の場合、年齢とともに、卵巣機能が低下し、一般的に35歳から年々妊娠しづらくなることが知られています。晩婚化に伴い、仕事を続けながら不妊治療に挑んでいる30代以降の夫婦が急増しており、個人のみならず、企業が『不妊治療と仕事・キャリアの両立に取り組む』ことは、女性活躍の観点からも極めて重要です。不妊治療と就労の両立をする上で、主に4つの課題(課題①不妊治療リテラシーの低さ、地域格差、課題②不妊治療と就労の両立の困難さ、課題③経済的負担、課題④メンタルヘルス不調)があります。
『PEARL』では、不妊治療と就労を両立できる社会のために、企業向けに、不妊治療と就労の両立支援に資する講演・Webセミナー・コンサルティング等を行っています。